研究会概要

日本サッカーサイエンス研究会とは

 一般社団法人(非営利型)日本サッカーサイエンス研究会はサッカーにおけるサイエンス(科学)と指導現場を繋ぐ様々な事業を展開し,日本サッカーのレベルアップに貢献することを目的とした研究会です.

特徴

  • サイエンス(科学)と指導現場を繋げることに注力した研究会です.本研究会は研究者のみが参加する研究会ではありません.指導者や選手等,現場で活躍されている多くのサッカー関係者に参加していただき,研究と現場の隔たりを少なくすることをねらいとしています.
  • サッカーに関わる全ての人のサッカーサイエンスリテラシー(サイエンスを理解し,活用する能力)の向上を目指します.世界では日々サッカーに関する研究が行われ,様々な知見が公表されています.現在,これらの情報にアクセスし,活用しているサッカー関係者は少ないと思われます.日本にはサッカーを専門とする研究者も非常に少ないため,世界の様々な知見が指導現場に広まっていかない状況です.サッカーに関わる全ての人がこれらの知見にアクセスし,理解し,そして現場の指導やプレーに活用することができれば,効率よく日本サッカーのレベルアップに繋がります.研究者,指導者,選手,保護者など,サッカーに関わる全ての人のサッカーサイエンスリテラシー向上に繋がる活動を行います.
  • エビデンスベースドサッカートレーニングの普及を目指します.現代社会では様々な場面でエビデンス(科学的根拠)が重視されています.サッカー指導においても,科学的に検証されたトレーニングを行うことで,選手のパフォーマンスを効率的に向上させることができます.しかし,日本サッカー界ではエビデンスを基にした指導は未だ少ないように思います.もちろん,サッカーでは経験に基づく指導も必要なため,全てをエビデンスベースドサッカートレーニングに置き換えるわけではありません.経験とエビデンスを上手く組み合わせ,最良の指導を行っていくことが重要です.サッカー関係者全員がエビデンスベースドサッカートレーニングに対する意識を高く持てるような活動を行います.
  • サッカー選手のフィジカルに関する情報を積極的に提供します.日本サッカーが常に世界の上位にいるためには,フィジカルレベルも世界のトップレベルである必要があります.プロのチームであれば,フィジカルコーチなど,フィジカルに関する専門家をつけることができます.しかし,多くのチームでは専門家をつけることはできません.日本のサッカー選手のフィジカルを世界トップレベルにするには,一部の選手しかフィジカル向上のための専門的な指導が受けられない状況を変える必要があります.一般の指導者や選手がフィジカルに関する専門的な知識やフィジカル向上の実践方法を身につければ,日本に存在する多くのチームで適切な方法でフィジカル向上に取り組むことができ,最終的に,日本サッカー全体のフィジカルのレベルアップに繋がります.本研究会では,勉強会やセミナー等を通して,サッカー選手のフィジカルに関する様々な情報を積極的に発信します.

活動内容

  • 勉強会(2~3ヵ月に1回)
  • セミナー
  • トレーニングセミナー
  • サッカースクール
  • カンファレンス
  • 研究誌発行
  • 共同研究

役員

代表理事  松田繁樹(滋賀大学教授,博士(学術),CSCS,公認サッカーC級コーチ)

副代表理事 上田真也(岐阜大学准教授,博士(医学),公認サッカーB級コーチ)
副代表理事 出村友寛(仁愛大学准教授,博士(学術))

理事    川端悠(大阪府立大学准教授,博士(学術),CSCS)
理事    榎本雅之(滋賀大学教授,博士(学術))
理事    湯浅康弘(大東文化大学准教授,博士(スポーツ健康科学),CSCS)
理事    坂本拓巳(森ノ宮医療大学大学院,修士(教育学),公認サッカーC級コーチ)
理事    松原裕一(大阪大谷大学准教授,博士(スポーツ医学),CSCS)

定款

定款はこちら

事務局

担当者:松田繁樹(滋賀大学)
E-mail:jsoccerscience@gmail.com

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